ubuntuの新バージョンKarmic Koalaが登場し,早速OSを入れ替えた。いつも,Eee PC 4g-xは,SSD容量4GBと画面解像度800×480ドットが厄介な問題を抱え込むことになるのだが,今回は,改善されたと評判のデスクトップというかランチャーというのか,とにかく,Netbook Remixの一番特徴的なところで問題が発生した。
Netbook Remix版をunetbootinでSDカードに仕込む。インストールの手順の最初で,日本語を選択して,あとは,とにかく先に進む。ただし,パーティションは手動で設定することにして,仮想メモリ領域を作らずに,全体を1つのパーティションとして設定した。起動後に,システム管理の言語サポートを開くと(英語表記名を忘れている),諸々のファイルのインストールが開始される。この後に,言語を日本語に設定してログインし直せば,日本語の表示と入力が可能になる。
ところが,このNetbook Remix自慢のランチャーなのだが,日本語表記にすると画面解像度が災いして,アイコンが重なってしまい,システムの設定が困難になる。コマンドで操作なんて出来るわけがないので,GUI画面ではアイコンの大きさを変更することができず(どこで設定するのやら?),アレコレやって,このランチャーを使わないことに決定した。まずは,パネルの部品を削って隙間を作り,そこに,メニューバーを配置。これで,やっと,メニューのすべてが選択可能になる。ほかにも,ウィンドウ・セレクタを残しておかないと,アプリケーションの切り替えや終了が困難になるみたいだ。
とりあえず,自由にメニュー操作できるようになったところで,設定から自動起動するアプリを選び,Netbook Launcherのチェックを外して,ログインをやり直すと,スッキリしたデスクトップが現れる(どういうわけか,一度チェックを外しても,ランチャーが再び現れたのだが,もう一度設定をやり直したら消えてくれた)。
Netbook Remixを選んでおきながら,なのだが,これ以外,無線LANの接続やサウンド機能などは良好だ。ただし,数バージョン以前から,CPUクロックの設定や,ウェブカメラのON/OFFが出来なくなっていたが,それは今回も同様(少々面倒だけど,BIOSの設定で対応できる)。もう,過去のマシンで見捨てられているという感じ。ただ,無線LANのON/OFFは,ファンクションキーが復活している。二本指でのスクロールは縦横で機能するので,狭い画面でウェブを見る時にとても便利。これで,SSDには1GB以上の空きが残るので,Windows XPを苦労して設定することを考えると,こっちの方が気分がいい。
ただし,画面にはSSDが「設計値を超過して酷使されている」という警告が登場するようになった。SSDって,SMART対応だったっけ? もう,これは寿命なの!? とくに,消えちゃって困るものを保存していないので,無視しているけど,この表示が正しいのだとすると,やっぱり,SSDを交換できる701っていいかも,などと,いまさら思ったりする。いや,こっちは老眼なので,小さい画面で解像度を上げてくれても有り難くないし,バッチリSkypeなんかも動いてくれるし,セカンドマシンとしては,これで十分なのだ。