この写真は,近所にニョキニョキ生えているキノコ。相当大きいのもあって,その数は半端ない。誰も手を付けない様子なので,食べるのはヤバいんだろう,きっと。
...なんて思っていたら,数日前に,OurPlanetTVの白石さんのツイートが,「山梨県富士吉田市と富士河口湖町、鳴沢村のマツタケなど9種類の野生キノコ。250ベクレル出ています。」と伝えてきた。そこには日テレNEWS24へのリンクがあったが(既に掲載期限切れ),もうちょっと詳しい記事を下記に見つけた。
7年連続、出荷制限 北麓3市町村、キノコから放射性物質(富士山NET 2018年09月14日)
http://www.fujisan-net.jp/news/2018/09/14/2.html
山梨日日新聞の記事をもとにしたもののようだが,オンラインでは,新聞社の記事は有料会員しか読めないので,こちらのリンクを示しておく。
また,厚生労働省の定期的な報道発表には至っておらず,公的な情報は下記にあった。
県産特用林産物の放射性物質検査の結果(平成30年度第4回)について〈出荷制限区域における野生きのこの検査(第1回)〉(山梨県 2018年9月13日)
https://www.pref.yamanashi.jp/release/ringyo/3009/h30tokuyourinsankensakekka4.html
県産特用林産物の放射性物質検査の結果(平成30年度第4回)について(PDF:13KB)
https://www.pref.yamanashi.jp/release/ringyo/3009/documents/h30tokuyourinsankensakekka4.pdf
このPDF資料によると,国の基準値を超えたもの以外にも,相当に高い数値のものがゴロゴロだ。キノコのドクだけでなく,放射能の心配が。
そもそも,下記にあるようなデータからは,問題の富士山北麓地帯には,多くの放射性物質が広がっているという感じでもなく,むしろ,被害は無かったとか言われそうな雰囲気。しかし,キノコ類の検査では7年連続基準値超過で,他にも,数十ベクレルクラスのキノコが多数あるということだ。
放射線量等分布マップ拡大サイト
https://ramap.jmc.or.jp/map/
放射能汚染地図(八訂版)(早川由紀夫の火山ブログ 2013/01/17 5.29追加)
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-570.html
みんなのデータサイト土壌プロジェクト(2018(近年)17都県マップ)
http://minnanods.net/maps/index.html?pref=prefs17&m2_kg=kg&time=today&sum_137=sum
じゃ,都内のうちの近所のヤツなんて,毒かどうか以前に,ベクレっててヤバいじゃない!!
ちなみに,ちょっとエリアはズレるかも,なんだが,2011年11月の富士五湖湖畔での画像がコレ。たいていの場所は,地上1mくらいの空間線量が0.03から0.05μSv/hなのだが,湖畔の特定の場所では0.1μSv/hなんていう値もあったのは確かなのだ。けっきょく,どこでも用心してろってか。