2018年9月10日月曜日

東京五輪ボランティアはマイナンバーカードと顔認証で管理だと

アホな,とのけ反ったのは,BUZZAP!(バザップ!)の下記記事を目にしたからだけど,そこから反応遅すぎはしょうがない。とにかく,オリンピックの話は,超おバカな話がてんこ盛りなので手に負えない。

東京五輪ボランティア、マイナンバーカード+顔認証システムで管理されることに(BUZZAP! 2018/9/1)
https://buzzap.jp/news/20180901-tokyo-olympic-volunteer-mynumber/


このBUZZAP!の記事にリンクがあるのは産経ニュースの記事だが,富士通のプレスリリースも下記の通り。

ボランティアをマイナンバー管理 東京五輪視野に富士通、実証受託(産経ニュース 2018/08/30)
https://www.sankei.com/economy/news/180830/ecn1808300032-n1.html

マイナンバーカードの活用によるボランティア管理に向けた調査研究事業を開始(富士通 2018/08/30)
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/08/30.html


そもそも,億・兆単位のお金が動く超巨大商業スポーツイベント=オリンピックに,無償ボランティアなんて,ちゃんちゃらおかしいが,そこに,あの無茶苦茶きな臭いマイナンバーカードも絡むとなると,もう,メチャメチャやばい事態である。それも,ギョーカイの二大巨頭富士通とNEC(顔認証システム)に,お仕事をキチンと割り振るなんて,まったくよく仕立てられたオシゴトである。

ただ,よくよく気を付けてこれらの記事を読むと,『政権御用新聞サンケイ』の「ボランティアをマイナンバー管理」という見出しは間違いで,「マイナンバーカード」で管理するという話である(個人番号は税と社会保障のためで,それ以外は使っちゃいけないからね...とりあえず...)。

なんだけど,マイナンバーカード自体,本来はパスワードに相当する個人番号(マイナンバー)がカード面にプリントされているという(個人番号は他人に知らせてはいけないからね),酔っぱらいが考えたとしか思えない無茶苦茶仕様だから,そのカードに備わってるICチップで電子的に個人を認証する電子証明書の機能には,個人番号(マイナンバー)は使われないから,どんどん民間でも利用してねっ!,なんていうその呼びかけ自体がヤバヤバと思うべき(プリント面だけでなく,電子証明書機能に個人番号はホントに絡んでないの?,という疑いもあるんだが...)。

個人番号(マイナンバー)は税と社会保障だけね,という政治家と役人の言い訳は嘘っぱちで,最初っから,個人番号(マイナンバー)を社会のあらゆる局面で利用するというディストピア計画を,政府も大企業もバンバン進めようとしてて,その拡大イベントがオリンピックなのだ。

さらに,五輪チケットの転売防止にもマイナンバーカード,なんだそうだ。スマホにもマイナンバーカード機能とか言い出してるし。みんながどのくらい,カードやスマホを紛失したり盗まれたりしているのか,分かってんのかね?
といっても,政府や大企業は,「あら,マイナンバー盗まれちゃったのかな,アハハ」みたいな人がどんどん出てくる社会を望んで,分かって動き出してるに違いない。

スマホでカンタン購入&入場 ダフ屋阻止やテロ防止でチケットレス化へ(産経ニュース 2017/01/06)
https://www.sankei.com/politics/news/170106/plt1701060010-n1.html


で,外国人はどーするのかといったら,上記『政権御用新聞サンケイ』の記事にもある通りスイカとかパスモとか,だったら,全員それでいいじゃない!?

酔っぱらい仕様のマイナンバーカードは,ジツのところ政府や大企業の意図をしっかり反映したものといえるし,『政権御用新聞サンケイ』の見出しは,単なる間違いじゃなくって,正しく混乱させている!,と理解されるのだけど?

0 件のコメント:

コメントを投稿