DVDから抜き出したVOBファイルをサクッとカット編集してディスクに仕上げてよ,というリクエストがあったので,そりゃ簡単だろうと思ったら大間違い。
いつも使っているDVD MovieWriter 6ではVOBファイルに対応しないので,ドライブにおまけで付いてきたPowerProducer 5(OEM)でやってみると簡単に開くじゃないか,というわけで,これでカット編集して,ファイルを並べてハイ出来上がり,と思ったら,何度やってもエラーになってしまう。ディスクじゃなくて,ファイルに書き出しをやってみてもダメ。タダのソフトだけに始末が悪い。
けっきょく,これまた愛用のAvidemuxでカットからMPEGへの変換を行なって,OSに付属するWindows DVD メーカーで作成することにした。
Windows 7じゃなかったら,この部分も,他のフリーソフトを探すことになるけど,とりあえず,このコンビネーションが一番作業が早いと思う。さらに,Windows DVD メーカーでは,サウンドトラックが一般のDVDプレイヤーで再生できるドルビーサウンドになるのも利点だろう。ただ,必ずタイトルが作成されるので,オプションで「ムービーの連続再生」を選んでいても,再生環境によってはタイトルトラックが真っ先に再生されてしまう可能性が残る。展覧会用としてはマイナス点だ。
ところで,Avidemuxでこの作業をやる時は,VideoもAudioもCopyにして,FormatをMPEG-PSという設定にしているのだが,MPEG-TSとの違いがイマイチ良く分かっていない。また,ABボタンの操作で,ムービー切り出しのIN点とOUT点を指定するのだが,ファイルを書き出そうとしてSaveしようとすると,作業できないと叱られることがある。これを回避するには,IN/OUT点の指定時に,キーフレームを指定しなければならないようだ。実際,よく理解していないんだが,MPEGファイルは,ブロックごとに圧縮するから,そのブロック単位の切れ目をIN/OUT点に指定しろ,ということのようだ。具体的には,「<<」「>>」ボタンでキーフレームへの移動ができる。
だから,作業手順としては,再生ボタンやスライドバーで目的の編集ポイントにあたりをつけたら,「<<」「>>」ボタンで,その前後のキーフレームに移動して,そこで,「A」または「B」ボタンをクリックすればよい(厳密な編集は無理ということ)。AB点の指定後にSaveすれば,指定された間がMPEGファイルとして保存される。おっと,拡張子を自動的に付けてくれないので,ファイル名の最後には「.mpg」まで記述することが必要だ。
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