DTIのわがままなサービス打ち切りで困っていることは,既に,ここやあそこに書いた通り。2ちゃんねるの「DTI ひかりone T (旧TEPCOひかり) 難民専用スレ」では,発言の最後に「DTIは糞」「KDDIも糞」が合言葉らしい。
このブログでその言葉を付けることはないけれど,ヒドイ企業体質であることは明らか。KDDIには,そもそも海外からの電話を受け付ける体制がなく,DTIに,やっと,解約届を発送してもらうための電話をかけたが,たった4月未満の猶予期間しかないから,僕自身が帰国して移行の手続きができないということに関して,まったく想像力が働かない担当者が対応してくれた。共有部分に関わる事態が派生しても,電話でマンション管理組合の皆さんにお願いするしかないというつらい立場,きみたちは知ろうともしないんだろうね!!(でも,海外に居ると言ったら,PDFの解約届をメールで送ってくれることになった。最初っからこうしてよ!!)。
KDDIが東京電力から引き継いだ光回線について,これを維持管理する責任を放棄して,今回の事態を招いているわけなのだが,それでも,まぁ,この12月の時点で「2011年9月で終了」と発表しているにもかかわらず,DTIは「2010年3月で終了」,それも僕の環境の場合,「黙っていると勝手にADSLにするよ」「その後2年以内に解約すると約1万円頂戴する」というのだから,いわゆる「ぼったくりバー」の仕組みだ。
メールでの問い合わせに対して,「詳細は郵送で」「解約したいならまず電話をかけて」というのだ。この手のサービス窓口の電話がつながりにくいのは常識だ。ウェブ上のサービス窓口があるんだから,そこでやり取りが出来てもおかしくないはずなのに,意図的に解約を困難にしているとしか思えない。「なぜ電話なのか」という質問をしたら,「間違いが多いので,それを防止するため」なのだそうだ。しかし,そもそも,解約届を送ってもらうために電話をかけなくてはならないから,電話をしている時点では,ユーザーは解約届そのものを目にしているわけではない。間違いも何も,一番重要なのは,その解約届が到着してからのことだろうから,まったくオハナシにならない。
また,光回線の代替がADSLと言うのもおかしな話だが,これについても,「KDDIはIPv6への対応が不十分だからイーアクセスの方がお勧め」とDTIは判断したのだそうだ。きっと,KDDIが聞いたら怒っちゃいそうな説明である。でも,KDDIには海外からアクセスできる窓口がないので,ここで告げ口できないのが残念!!
そもそも,DTIは,ここ数年,「フレッツにしましょう」というしつこいまでの勧誘をかけてきていた。電話でも郵便でも,何度も勧誘していたのだ。それが今回の件で質問すると,「お住まいの建物はフレッツ光の対応マンションおよびひかりoneの対応マンションではございませんでしたため、「DTI光 with フレッツマンションプラン」および「ひかりoneマンション各プラン」への移行をご案内させていただくことができかねました」だって。今まで使えないものをしつこく勧誘していたというわけだ。わけも分からずに勧誘するほど,DTIにとってフレッツの回線を増やすことは,オイシイ話なのだろう。
僕が陥っている状況を生んだ原因は,この点が一番の問題なのだと想像する。つまり,DTIはフレッツがオイシイと思っているから,KDDIと積極的に協力するつもりがない。通信事業者として公共の意識があるのなら,光回線を光回線として維持するくらいの努力があってしかるべきなのだが,そんなのどうでもいいのだ。おそらくKDDIの方も,旧東京電力の回線を,ユーザーの申し出も無いのに,自ら積極的に切り替え工事するのは採算が合わないと判断しているのだろう。その結果が,こういうことだという憶測。それほど間違ってもいないと思う。
ジツは,この11月末に一時帰国した際に,この問題の回線が接続不良に陥って,DTIやKDDIの下請け業者とやり取りしたことがあった。その時にも,DTIの電話番くんは,とにかく手を打つ前に,真っ先に「これはベストエフォードのサービスだから」と説明したのだ。それは「最善努力」の意味ではなく,「いい加減な対応しかする気はないよ」という文脈での発言としか受け取りようがない。おまけに,こんな話が進行していたんだったら,この時点で教えてくれよ,なぁ。
KDDIやDTIに限らず,そもそも通信事業者というのはけっこうヒドイものだ。これまでも,引っ越しやサービスの切り替えなど,NTTと関わると必ずトラブルが発生していた。わけのわからない社内用語を星の数ほど生産し,利用者には全くわけのわからない状態にしておいて,こんがらがって自分たちもやたらとミスをする。親方日の丸で大赤字のJALソックリ。でも,ジツは,親方日の丸な「規制緩和」の中で生まれてきた他の通信事業者も五十歩百歩なのだと思う。おそらく,天下り先を増やすための規制緩和,ぐらいに捉えるべきだ。
今のところは,「このクソったれな」という気持ちでこんな文章を書いているくらいだけど,今回のDTIの対応にしても,ウェブのアクセス先を勝手に誘導するという,ハッキリ言って,ウィルスによる情報操作的仕掛けを施して平気な顔をしているのだから,この先何をしてくるか分からないのがこのギョーカイだ。
この画像のようなムービーが登場する「お知らせページ」だが,最初に登場した時には,DTI ひかりone T (旧TEPCOひかり) のユーザーは,ブラウザを立ち上げるたびに,ウェブのアクセス先が誘導されて強制表示される仕組みになっていて,その解除方法も示されずに,いきなりムービーが登場するという画面になっていたのだ(現在は,ムービーはリンクに変更されている)。「ネットに接続するたびにあの顔を見せられてPTSDに陥った」という発言には,同情を禁じ得ない。留守を守ってくれている僕の家族にも申し訳ないと思う。ホントに。そして,ここには詳細な説明もなく「移行に同意」ボタンしかない...。
通信と放送の融合というけど,一方は既に,相当な情報操作を日常化して厚顔無恥なのだから,この先,強力なウィルス的活動が,日の丸印に後押しされながら仕掛けられてくるのは明らか。クソとは言わないけどウンザリ。
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