ビザの手続きがウェブや郵送で行なえるのは,とっても便利だ。しかし,問い合わせが必要になると「電話」という手段しかない。これは,恐ろしい。
なにしろ,申請にものすごく時間がかかるから,その間にビザの有効期限が切れてしまうこともある。申請中の滞在は認められている,とウェブにも書いてあるけど,それを証明するものはない。まあ,手数料支払いのコピーであるとか,そういう類はあるんだけど...。おまけに,今回の場合は,ログイン出来たりできなかったりするような状況下で,ウェブ申請を済ませたものの,その直後にログインできない状況に陥って,その後,正式にCICのサイトに障害発生中の表示が出されたという経緯があって,まったく不安な気分で数十日間過ごすことになった。
結局,不安だからイミグレーションオフィスに電話で問い合わせという手段に出たんだが,これがまた,よくある自動応答システムをくぐり抜け,やっと,オペレーターと話が出来るかと思ったら,「今は混雑しているから電話に出られない」という音声が流れて,一方的に電話が切れてしまうという有様。僕みたいなのが,カナダ中にごまんといるに違いない。
そうやって何十回目かに,やっと電話は繋がった。
「あー,用件は何かなぁ」って,暗ーい声に,僕がウェブでビザの延長を申請した旨を伝えると,「あなたの申請は,まだ,受け付けられていない」というのだ。えーっ,って驚いてしまったんだが,「ウェブでクリック=受付完了」と思っていた僕がアホというわけ。彼の言葉通り,再度ウェブを確認すると,ちゃんと申請過程の必要日数というのあって,その日付を見ると,僕がウェブで支払いを終えた日より,まだ,2週間ほど前の申請が受け付けられているという計算になる。この時点で,必要プロセス期間は40日を超えていた。
おまけに,ウェブを数日間監視していると,この受付日というのが,1日につき1日ずつ前進しているわけでもなく,かつ,週末の休みが入るので,どんどん後ろに延びている状況だ。なんてこった!! これじゃ,いつになるか分からない。
だいたい,この「プロセス」って表示は二重の意味で使われていて,とっても紛らわしい。必要日数と現在受け付け中の申請書の日付を計算すると,必要日数というのは,申請書を係官が初めて開くまでの期間としか考えられない。 受け付けたら,即,発行,ってタイミングだ。それって「プロセス」じゃないよねー。
加えて,僕の場合,サーバー障害による申請データの紛失を心配していたんだけど,先に書いたイミグレーションオフィスの電話の主は,「あなたの申請日の受け付けが過ぎてから,再度,電話を掛けるように」と言うだけ。そりゃそうだろうね。この理屈からすると,まだ,申請書は開いてもいないんだから。そして,ウェブで,申請書の受付日を確認するのが日課になったのだけど,ある日から,その表示に動きが無くなってしまった。これはもう,お手上げ。
で,近所のスーパーの広告と一緒に,イミグレーションオフィスからの封筒が届いたのは,受付日の表示が動かなくなってしまって2週間ほど経過したある日のこと。この時点で,ウェブの表示は,まだ,僕の申請した日には到達していなかったわけだから,この表示も,信用できる代物ではない?
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