2015年6月4日木曜日

ヴィデオアートはマスコミ批判の対抗運動だ

 「ヴィデオアートの父」と呼ばれるナム・ジュン・パイクは,1978年,交換留学生としてモスクワで映像制作を学んでいたディミトリ・デヴィアトキンとともに,「メディア・シャトル:モスクワ/ニューヨーク」を発表した。当時,東西が対立しているとされた冷戦下で,もし,ニューヨークとモスクワの人々が一種の市民バンドのテレビチャンネルを持ち,人工衛星によってお互いを見て,そして話をすることができたなら何が起きるだろうか?,そんな発想から作られた28分11秒のムービー作品である。
 Media Shuttle: New York - Moscow (Vimeo)
 https://vimeo.com/25594961

 Electronic Arts Intermix : Media Shuttle: Moscow/New York
 http://www.eai.org/title.htm?id=575


 マスコミが一方的に放出する情報は一つのプロパガンダである。しかし,同じテレビシステムであっても,構築方法を変えることで,異なる機能を持たせることができるはずだ。

 パイクはその後,1984年になると,近未来の管理社会を描いたジョージ・オーウェルの小説「1984年」にちなみ,「グッドモーニング・ミスター・オーウェル」と名付けたイベントを開く。ニューヨーク・パリ間を衛星回線で結び,ヨーゼフ・ボイス,マース・カニングハム,ジョン・ケージといった芸術家らとともに,ローリー・アンダーソン,ピーター・ガブリエル,トンプソン・ツインズなどのポップスターを登場させた。また,1986年には,ニューヨーク・ソウル・東京(テレビ朝日)を,やはりサテライト回線で結んだ「バイ・バイ・キップリング」を実施し,これには坂本龍一らが出演している。なお,キップリングは,「東は東,西は西」の言葉で知られるイギリスの小説家である。

 Nam June Paik - Good Morning Mr. Orwell (1984)  (YouTube)
 https://youtu.be/SIQLhyDIjtI

 
 VIDEO ART 1984 -1(Video Art 1984より) (YouTube)
 https://youtu.be/hKP0DgwRzyU
 
 VIDEO ART 1984 -2(Video Art 1984より) (YouTube)
 https://youtu.be/avNAYfFwQs4
 
 VIDEO ART 1984 -3(Video Art 1984より) (YouTube)
 https://youtu.be/DhX0ajY8jZI
 ※これらは,日本語コンテンツである

 
 グッドモーニング ミスター・オーウェル、1984から2014まで(イム・サン)
 (「Koreana - Winter 2014 (Japanese): 韓国の文化と芸術」より)
 https://issuu.com/the_korea_foundation/docs/koreana_winter_2014__japanese_
 ※p.30以降に「グッドモーニング・ミスター・オーウェル2014」展の紹介記事がある
 
 衛星による国際市民チャンネルの試みは,ここで現実のものとなった。パイクは既に,1965年,当時登場したての家庭用ヴィデオカメラとレコーダーを購入し,その日のうちに,初めてニューヨークを訪問したローマ法王パウロ6世の乗った車を撮影し,すぐに,その映像をグリニッジ・ヴィレッジの"Cafe au Go Go"で上映したと伝えられている。これは,ヴィデオによる最初の独立メディアと言えるだろう。

 さらに遡って,1963年のヴッパータール(独)における最初の個展では,信号が乱れたテレビ映像を展示,次いで1965年頃には,テレビの電子ビームを磁力によって歪め,「美しい」模様を作り出すことに成功している。その後,1969年から71年にかけて,阿部修也とともに「パイク=アベ・ヴィデオ・シンセサイザー」を完成させることになる。これらはすべて,マスコミによる一方的な押し付けTV映像に対抗し,これに「介入」する試みと見なすことができる。ヴィデオアートは,その誕生から,一方的に押し付けられるマスコミを批判する対抗運動なのである。

 "Exposition of Music - Electronic Television" Nam June Paik (1963)
 http://www.medienkunstnetz.de/works/exposition-of-music/video/1/
 ※ムービーあり


 Participation TV
 http://www.medienkunstnetz.de/works/participation-tv/images/1/

 Magnet TV
 http://www.medienkunstnetz.de/works/magnet-tv/

 Edited for Television (1975) (UbuWeb)
 http://ubu.com/film/paik_edited.html
 ※1975年にN.Y.の公共TV局WNET/Thirteenが制作した番組,開始直後にMagnet TVが登場し,21分50秒以降にはパイク=アベ・ヴィデオ・シンセサイザーのプロトタイプが紹介される


 Paik, Nam June; Abe, Shuya "Paik/Abe Synthesizer"
 http://www.medienkunstnetz.de/works/paik-abe-synthesizer/
 
 阿部修也 インタヴュー (ICC HIVE インタヴュー・シリーズ 04)
 http://hive.ntticc.or.jp/contents/interview/abe

 An Evening of Paik-Abe Synthesizer with Mr.Shuya Abe 阿部修也さんとパイク・アベ・シンセの夕べ(2013) (YouTube)
 https://youtu.be/CwHgUy0kpHA
 

ナム・ジュン・パイクの仕事全般については,他にも多くのムービーがYouTUbeなどで視聴できる。

 Nam June Paik | TateShots (YouTube)
 https://youtu.be/5RE1ueYnSVc

 YouTubeのNam June Paikチャンネル(#ナムジュンパイク)
 https://www.youtube.com/channel/UCKv4Tcv7Ij6DDoyiotwCGRA


 バイ・バイ・キップリング (松岡正剛の千夜千冊)
 http://1000ya.isis.ne.jp/1103.html


 Nam June Paik (1932-2006) (UbuWeb)
 http://ubu.com/film/paik.html
 ※現代芸術のムービー・サウンドのアーカイブ,ここでも複数のパイク作品が閲覧可能

 Nam June Paik Art Center
 http://njp.ggcf.kr/

2015年6月3日水曜日

ドローン規制,ご都合主義のマスコミ

 ドローンは危険だから,法の有る無しに関わらず,規制や取り締まりが必要と言う意見がある。ノエルの行動を規制する立場の意見だ。ただし,ここは法治国家だ。まして,それが警官の行動ならば,法律をはみ出して市民に手出しをしてはならない(とは言え,ありもしない嫌疑で「逮捕」というのは,常に,デモなどで発生しているのも事実!)。

 この間,マスコミは,警察に不当逮捕されたノエルを悪者にして,勝手な報道を繰り返してきた。しかし,とにかくドローンは危険なものだから飛行させてはならないというのなら,この間,マスコミ自身が提出したドローン規制緩和の要請は,どのように理解すればよいのだろうか。

 (報道発表)小型無人機「ドローン」の規制に対する意見(民放連 2015/05/28)
 http://www.j-ba.or.jp/category/topics/jba101501

 「ドローン」規制法案 日本民間放送連盟、自民党側に申し入れ(FNN 2015/02/27)
 http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00293345.html
 ※このページは削除されている
 
 民放連、ドローン規制「強く憂慮」 自民に申し入れ(日経 2015/05/27)
 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG27HAO_X20C15A5CR8000/

 民放連 ドローン規制法案に申し入れ(日テレNews24 2015/05/27)
 http://www.news24.jp/articles/2015/05/27/04275970.html

 ドローン規制法に「強く憂慮」 民放連が申し入れ(ITmediaニュース 2015/05/28)
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/28/news148.html

 
 民放連の報道発表では,ドローン規制法案の「対象施設周辺地域が広範囲に及ぶことについて」反対の意見を示している。これは,明らかにマスコミが市街地でドローンを飛行させたいという意思の現れなのだが,法律がなくとも警官がこれを取り上げ,規制すべきものであるとするなら,ドローンは,とにかく危険な代物という認識のはずだから,おかしな話ではないか。むしろ,「“無秩序状態”を前提に広範囲に規制をかける動きは、妥当性を欠いていると考え」るのなら,ノエルに対する警官の行為も,同様に「妥当性を欠いている」と報道すべきではないか。

 また,ドローン飛行に関して,「報道、学術、設備点検、測量、映像制作など国民の利益に資する正当な業務」と「テロなどの違法行為」があるとしている。例えば,趣味の領域など,そもそもどこにも無いという物言いで,そのおかしさに困惑してしまうが,この裏には,「報道」を業務とする専門家と,その他,何もしない「一般の人」という認識がある。だから,業務以外は犯罪行為になるという理屈である。かつて,近未来の超管理社会を描いたジョージ・オーウェルの「1984」の世界のようだ。

 これまた,ノエル批判の言説で,「報道人」と「一般人」であるノエルは異なる立場なのだという,報道における身分制の認識を示している者がある。一般の,というのは,つまり,我々すべてのことなのだが,それは何もしない存在ではない。積極的に行動して表現するのは,憲法にも示されている通り「当たり前」である。テレビやラジオなどの電子メディアにおいても,市民が情報発信の手段を持つ権利は,いわゆるパブリックアクセス権として,ネット時代のはるか以前から広がっている。ノエルの配信は,これを一人で成し遂げてしまった。警察もマスコミも,第二第三のノエルが現れたら,それこそ既得権を失うことになる。脅威の出現に,自らも変化して対応すればよいものを,古い体質をむき出しにして若者に襲いかかっている姿,見苦しい限りではないか。


「逮捕された、ノエル君の釈放を求める」署名のお願い(Change.org さゆふらっとまうんど 2015年5月25日)
http://chng.it/m9N5fLrhX5
※キャンペーンは終了している

日本にはドローンを所持しているだけで警官に拘束される場所がある

●ノエルは合法を目指す
 ノエルが逮捕され,勾留期間は既に2週間だ。彼の活動はオンラインで行われ,(不当にも)威力病無妨害とされる行為は,配信公開されていたから,証拠は既に揃っているはず。そもそも「威力業務妨害」というあやふやな嫌疑で,これほどに長期間拘束される理由はない。これはまさに警察による私刑である。ノエルの心身状態が心配である。

 ノエルは,常に合法のラインで行動しようとし,また,相手にもそれを求めている。それに対し,警察は,身分も明かさず,行動の根拠・理由も示さず,違法な対応を繰り返している。法を守って行動するように求めるノエルの態度を「騒動を起こした」などと言うのは,完全な間違いだ。

 目前の警官に対し,その身分を確認すること,その行動の理由を確認すること,さらに自らに対する警察の行動の意味を確認し,また,不当な行為を拒否することは正当な行動である。これを否定してしまえば,この国は,人権を否定し,民主主義の国ではなくなってしまう。それは「いつか来た道」である。


●警官の横暴
 2015年5月14日,この日ノエルは,江戸城の高さから見た景色を配信すべく,条例でドローン飛行が禁止された都立の公園をわざわざ避けて,衆議院が管理するという憲政記念館前庭の洋式庭園にいた。ここでドローンを飛ばそうとして「保護」(補導)されたとマスコミは報道しているが,それがいかにおかしな(不当な)ものであったのかを,ノエルの配信で見てほしい。

 ドローン:今度は憲政記念館近くで 「善光寺」15歳聴取(毎日新聞 2015/05/14)
 http://mainichi.jp/select/news/20150515k0000m040007000c.html

 ※「きょうの切り抜き帳」サイトによる記事の引用掲載
   http://netmo.seesaa.net/article/418986251.html

 なお,ノエルが利用していたアフリカTVなどの配信サイトの映像は,記録が消えて視聴できなくなっているが,ノエル公式サイトからリンクのあるYouTubeの「ノエル放送局」のムービーは,今でも確認できる。
 ノエルの大ファンの一人,粉川哲夫が指摘する通り,彼の配信は,チャットが重要な位置にあるので,本来の配信内容を確認するには,まさにライブを体験するしかないのだが,丁寧にもチャット画面が合成されたムービーも示されている。これを頼りに追体験してみたい。なお,ファイル名には通し番号も付けられているので,比較的検索は容易である。14日の一件は,【1140】と番号が付けられたムービーに収録されている。

 ドローンと「不敬罪」 (2015/05/22) (粉川哲夫の「雑日記」)
 http://cinemanote.jp/diary/20150418-.html#201505220410

 ノエル放送局(YouTube)
 https://www.youtube.com/user/SEIYAch
 http://urx2.nu/pGnJ

 【ノエル】ネット少年 ドローンを置いたら落とし物扱いされた FlyInTOKYO【ニコ生】【1140】
 https://youtu.be/b4Gt9yGuqwE
 ※動画が削除されているが,下記の引用動画などを視聴できる
  【ノエル】 ドローンを取られてオコ!【ノエル】VS【警察】
  (YouTube  Bas Fromチャンネル -niconicoより- 2015/05/23)
   https://youtu.be/G4xDp63lGxo

 ※下記は,ニコニコ動画で引用掲載されている
  【ノエル】 ドローンを取られてオコ!【ノエル】VS【警察】(ニコニコ動画 2015/05/20)
   https://www.nicovideo.jp/watch/sm26297566

 ムービーを見ると,ノエルが配信を開始して間もなく,おそらく,彼がドローンを地面に置いた途端,突如,あらかじめ彼を監視していた警官がノエルのドローンを取り上げたものと思われる。その場面自体はアングルの外だが,「触るのやめてもらえますか」と叫ぶノエルに対し,警官は「これ,落ちていたもんだから」という,あり得ない言い訳をしている声が聞こえてくる。まさに,ムービーのタイトル通り「ドローンを置いたら落とし物扱いされた」わけである。

 警察のこうした違法な「取り締まり」は常態化しており,小説やドラマでも「別件逮捕した」といったセリフで表現されることがある。だが,これは許されることではない。どんな場合でも,基本的な人権を守った上での捜査や取り締まりが求められる。

 さらにムービーを視聴して行くと,「お願い」と言いながら飛行禁止を「強制」し,正当な理由を説明できない警官の聞くに堪えないセリフにと行動に付き合うことになる。強調しておくが,お騒がせなのは警官の方だ。
 そして,4分50秒あたり,警官がカメラのレンズを手で覆い,これから,映像に残っては不都合な行為を始めるという合図のようにも思える。「勝手に撮影してるんだろ?」「何の権限があって撮影している」という警官の声も聞き取れる。どうやら,この国では,ムービーを撮影するにも,官憲の許可が必要になってしまったようだ。

 とうとう5分30秒頃には,カメラの接続が警官によって切られてしまう。5分50秒あたり,配信画面は消えて音声のみの中で,「任意ですか?」「任意です」「じゃ断ります」というやり取りの次に,「ご協力をお願いします」という警官の声がしたと思ったら,その言葉とは裏腹に,無理やりノエルを「保護」しているように聞こえる。
 その後は,6分10秒あたり,「管理者から持ち込み禁止と言われている」だの「撮影禁止」だの言いたい放題だ。この,警官たちによると,ドローンへの規制は,法律が発効するその前に,「所持自体」も拘束の理由となってしまっているらしい。

 その後,ノエルは,とうとう拘束(「保護」)された警察車両の中から配信を継続する。この場合,「保護」なのだが,拘束された警察車両内部からのライブ配信は本邦初公開なのではないか?

 【ノエル】ネット少年 警察手帳を見せない警官(車内にて)【アフリカTV】【1148】
 https://youtu.be/_Y8SvwLFL-0
 ※下記はニコニコ動画に引用掲載されているもの
 【ノエル】ネット少年 警察手帳を見せない警官(車内にて)(ニコニコ動画 2015/05/29)
  https://www.nicovideo.jp/watch/sm26367647


 不法行為に抵抗するのは人として当たり前。ノエルは未熟な子供であり大人の教育が必要だとする意見もあるが,ノエルの言葉を聞くと,彼がルールを調べて発言しているのが良く分かる。若者に対し,法に基づく理由をきちんと説明し,説得できないのは大人の側ではないか。この国の未来は暗いと言うほかない。


「逮捕された、ノエル君の釈放を求める」署名のお願い(Change.org さゆふらっとまうんど 2015年5月25日)
http://chng.it/m9N5fLrhX5

2015年5月25日月曜日

ノエル不当逮捕を許さないぞ!

 2015年5月21日,アフリカTVなどを舞台にライブ中継を行っていたノエル(ノエル@聖也)が威力業務妨害容疑で逮捕されたという報道が流された。

 マスコミの報道は,たとえば次のようなものである。「今月15~17日に開催された浅草神社(東京都台東区)の三社(さんじゃ)祭で小型無人機「ドローン」を飛ばすと示唆する動画をインターネット上に配信し、祭りの運営を妨害したとして、警視庁少年事件課は21日、横浜市の無職少年(15)を威力業務妨害容疑で逮捕した。少年は「ドローンを飛ばすとは一言も言っていない」と容疑を否認している」(毎日新聞「三社祭妨害容疑:ドローン予告投稿の15歳少年逮捕」2015/05/21付 http://mainichi.jp/select/news/20150521k0000e040174000c.html)。

※上記の毎日新聞の記事は消滅しているが,例えば,下記などには,当時の記事が残っている。
ドローン飛行予告、15歳少年逮捕 浅草・三社祭妨害容疑(SankeiBiz-産経新聞 2015.5.22)
https://www.sankeibiz.jp/express/news/150522/exc1505220800001-n1.htm

 ノエルは三社祭でドローンを飛ばしてはない。にもかかわらず,15歳の少年が逮捕されてしまった。そして,本日25日になって,この問題を注視していた"さゆふらっとまうんど"によって,未だ,接見禁止の状態で警察に拘束されていることが伝えられた。

ノエル君の留置先での面会を求めて「浅草警察署」に電話しました。20150525
(さゆふらっとまうんど)
http://sayuflatmound.com/?p=12146

 そもそも,現在の法律の下では,一般にドローンを飛行させることは違法ではない(この事件の後に法律が整備された)。加えて,すでにさゆふらっとまうんどが指摘しているように,浅草神社と浅草神社奉賛会が「ドローンによる撮影自粛」要請した報道資料を公開したのは,5月13日で,「ノエルによる予告」が「放送」されたのは,それ以降なのである。

 さらに,ノエル自身,「ドローンを飛ばすとは一言も言っていない」と報道されているが,まさに,マスコミが頻繁に再生しているノエルの映像にも,「祭り行きますから。撮影禁止なんて書いてないからね」としかなく,ドローンのことは,勝手に加えられたマスコミによるコメントであることを見逃してはならない。

 このあたりの事実関係は,アフリカTVやニコニコ動画のノエルサイトが閉じられてしまった状況下では,YouTubeに残されているノエル公式サイトや,また,彼の敵対者がアップした映像から,垣間見るほかないが,とりあえず, さゆふらっとまうんどによる指摘を確認しておくべきだろう。

ノエル君逮捕の目的は、活動家の支援者を取り締まるルール作り 20150523
(さゆふらっとまうんど)
https://youtu.be/6ZEWDud7qd4
https://youtu.be/4kfB5CvcEYQ
※別アカウントにより再投稿されたもの


 この事件は,警察が,威力業務妨害という犯罪を,15歳の少年に拡大解釈して適用しただけではなく,マスコミと一体になってでっち上げた,まさに冤罪事件ともいうべきものである。こんなことで起訴されては,たまったものではない!


以下は,現在残っているノエルによるサイトである。

せいやのほおむぺえじ(ノエル公式サイト)
http://seiya.ikaduchi.com/

ノエル放送局(YouTubeのノエル公式サイト)
https://www.youtube.com/user/SEIYAch
http://urx2.nu/pGnJ
※新たに作られたチャンネル


また,以下は,さゆふらっとまうんどと,ノエルの活動を高く評価してきた粉川哲夫のサイトである。

さゆふらっとまうんどのHP ブログ
http://sayuflatmound.com/

粉川哲夫の「雑日記」(※2015年のものを参照)
http://cinemanote.jp/diary/index.html







2014年7月18日金曜日

ろくでなし子さんタイホのこと

 このタイホ,いったい何を根拠(対象)になされたものなのだろうか。この件を伝えた新聞報道も,他のあらゆる問題同様に,まともには伝えてはいない。

 もちろん,タイホという報道があるまで,ろくでなし子さんのことをよく知らなかったということもあるので,この件を考えるのに,僕の知識は不十分なのかもしれない。

 ただ,「ろくでなし子さんのカラダをスキャンして得られた3Dプリンタ用データ」ということが話題になっているわけだが,もし,これがわいせつだとされるのであれば,それは,ろくでなし子さんという,生身の人間のカタチとリンクしているからなのだろうか。それとも,「カラダをスキャンして得られた3Dプリンタ用データ」という物語レベルで,既に,わいせつだと判断されたのであろうか。

 つまり,ケーサツが「カラダをスキャンして得た」という物証を持っていて,それを根拠に,わいせつだと,つまり,ケーカンがセーヨクをシゲキされると考えたのか,それとも,物証はなく,「カラダをスキャンして得られた3Dプリンタ用データ」という物語を聞いただけで,セーヨクをシゲキされると考えたのか。

 確かに,ろくでなし子さんが3Dスキャナのスタジオをレンタルしたとか,そういう証拠はあるだろうけど,流通したデータが,まさにろくでなし子さんのカラダであるという証拠というのは,ちょっとあり得ないのではないか。だとすると,これは物語がわいせつの対象になったということなのだろうか。 しかし,物語を編んで公表しただけで拘束されるという事態は,あり得ないというか,恐ろしい話だ。

2014年7月9日水曜日

佐賀県の「妄想」原発事故避難計画

 FaceBookを通じて「玄海原発プルサーマル裁判の会」さんから,きのう7月8日に,佐賀県消防防災課が「30キロ圏内の医療機関と福祉施設の避難計画はできた」という発表をしたこと,そして,同日の佐賀県知事の定例記者会見でも,この件が話題になったことを教えてもらった。

「原発避難計画策定も課題が」
07月08日 19時44分 NHK佐賀放送局


「原発事故避難計画を発表 30キロ圏医療機関など」
2014年7月9日03時00分 朝日新聞 佐賀


古川康・佐賀県知事定例記者会見
平成26年7月8日(火)  佐賀県:こちら知事室です(質疑応答:原発関連 その1)

質疑応答:原発関連 その2


 なんだけど,これがすごい。防災課の計画自体も,30キロ圏内の医療機関と福祉施設の人たち全員が避難するわけではないという,わがままな佐賀県的判断満載の,あり得ない前提。で,しかも,そんな勝手な「計画」の正当性を説明している知事の発言は,天才バカボンのパパもお手上げの状態。マジにフツーの思考・論理を大きく逸脱しているんだが,その場で「アホかお前は!」っていう記者,いなかったの?

 とくに知事の定例会見の記録「その2」にある知事のモーソー発言は読んでいるこっちの気が狂いそうになる。ちょっと長いけど引用する。

「...私どもは今回、福島で起きた(事故の)線量がどの方向にどれぐらい行ったのかということが大体16分の1方向だねというのと、5キロぐらいかなというのがあって、だから、16分の1と5キロというのを基本に考えたんですね。ただ、そのままだと、それは福島の事故を踏まえた計画としては十分じゃないだろうということで、16分の1の幅を2倍にして8分の1にし、そして、5キロというのを延ばして10キロにしたんですが、玄海の場合は10キロにすると唐津市の市街地が入らないんですよ。そうすると、あまりたくさんの人が避難されるという前提にならないので、それは15キロまで延ばそうということで、15キロまで延ばして、ある程度の人数が避難するという前提で計画をつくりましょうということでやったんですね。...」(佐賀県知事定例記者会見のページから知事の発言を引用)

 「16分の1方向」とか「5キロぐらい」という物言いが,いったい何なのかにわかに理解できなかったんだけど,コレってもしかして,福島原発事故を語る際によく登場する放射線量分布マップで,たいてい赤系の濃い色で飯館村方向に広がっている,高い汚染地帯の範囲のことを言っているんじゃないかと想像される。

 だから,この想像で「16分の1方向」の話を進めるけど,そもそも,避難すべきとする範囲の閾値を勝手に決めちゃっているというのも大問題なんだけど,その前提を共有したとしても(まともな人は,するわけないけど),その「16分の1方向」って,さぁ,これはたまたまの結果なので,事故直後に,誰も,瞬時に放射性物質が拡散する方向や範囲が予想できるわけじゃない。だから,一定距離にいる人が一斉に非難しなければならないので,その計画を作る必要が佐賀県にはあるんでしょ?? にもかかわらず,佐賀県的には「16分の1」,間違っても「8分の1」,という範囲になるんだという考え。いや,まともに考えられていたら,そんな話にはならないだろう。

 で,さて,今の直後の知事の発言をまた引用しておく。

「...みんなが一斉に避難をするというふうになる可能性もあるではないかというご指摘を時々頂戴いたします。もちろんその可能性はゼロではないと思っていますし、そうなったときにどうするのかということも含めて、いろんな検討はしているところではあるんですけれども、やはり大事なことは、何かちょっとあったときに、30キロ圏内の方が全員一斉に避難するというのは、本当に避難を先にしたほうがいい人たちの避難もできなくなるということもありますし...」(佐賀県知事定例記者会見のページから知事の発言を引用)

 あー,だから30キロ圏全員避難は,そもそも「佐賀県の場合ムリ」っていう宣言なんですかね。「唐津市の市街地が入らないんですよ」と,直接に名指しされていた唐津市の人でなくとも,マジ,怒りの声をあげようよ。

2014年1月14日火曜日

今時のDVD作成事情とは?

そういえば,最近購入したマシンには,どれもDVDドライブが無い。おまけに,ソースはVHSに収録された2時間物。キャプチャにも,しっかり実時間が必要だ。

[01] キャプチャ編
職場にDV入出力端子が備わったVHSデッキがあったので,まずはこれでダビング。一番画質がいいだろう,と思ったのだけど,作業現場で2時間という間が確保しづらいので,自室までデッキを抱えて移動したものの,どうも,最新のMacminiとの相性がイマイチだったらしく,うまく取り込めない。ま,諸々作業した挙句にDVをあきらめ,Windows 8.1のマシンにアイ・オー・データ製のUSBキャプチャケーブルGV-USB2をつないで,取り込むことで落ち着いた。画質云々にこだわっていると,深みにはまるという判断。しかし,その後もハマりっぱなし。

[02]コンバート編
このアイ・オー・データのケーブルに対応しているのが,添付の Light Captureという録画ソフトなんだが,これが,高画質MPEGの設定しか選択できず,なぜか,DVD品質のMPEGファイルの2倍のファイルサイズで保存される。画質が特段によくなっているわけでもないのに困りもの。おまけに,キャプチャしかできないソフト。
それで,ムービーの前後の不要部分を切り取るために,愛用のAvidemuxで切り出そうとしたら,これがエラーを吐き出す。設定を上手くやればいいんだろうけど,これはお手上げ。
で,これまた愛用のHandBrakeでいったんMP4に変換することはできたので,この後に,Avidemuxで不要部分の切り離しに成功。しかし,スマホやタブレットで視聴できるものの,これじゃ,DVDって道筋から逸れてしまっている。
コンバートには,ROXIO他のツールも試みたけど,無茶苦茶時間がかかる。かなり待つけど,やっぱりHandBrakeスゴイけど,変態MPEG2→MP4への道のみ。

[03] DVDオーサリング編
で,DVDだ。じつは,GV-USB2の付録にPowerProducer5があるので,そりゃ,これでオーサリングだ。メニューやチャプターも作り込んで,いざ焼き込み,と思ったら,ファイルがデカいから仕事しないんだというアラート。その前から,不穏な数字が表示されていたけど,だって,焼き込み開始で,適当なサイズにコンバートすると思うでしょ,フツー。でも,この付録ソフトはしないんだな。きっと。だから,このUSBキャプチャケーブルのセットだと,1時間物のDVDしか作れないって話なのか?? それでも,通常規格のムービーじゃないから,テレビで視聴できるのかも疑問だが,そんなテストなどやる気もしない。
ジツハ,その前の,[01]段階で,チョイ古いiMacのiMovieで取り込んで,iDVDに渡すことは出来ていたのだ。ただ,iDVDは,エンコードに超時間がかかる代物で,しょうがないので,一晩スイッチを入れたままに,翌日,職場に出向いたところ,不運なことにエラーをはいてハングしていたことから,この道もあきらめていたところ。なんか,八方塞がりな気分。ソフト買えってか,あ?
しかしだ,物持ちのオレにはROXIOのCreator2012があったのだ。結局,これに頼ることになるのだけど,通常のROXIOのDVDオーサリングソフトは,イマイチの使い勝手で,エンコードも超遅い。
唯一,エンコード速度も我慢できる印象だったのが,単なる変換ツールのROXIO Video Copy & Conbertで,ここからも,複雑なオーサリング無しの,単純なDVDが作成できたので,結局,これに落ち着いた。それに,Video Copy & Conbertでは,キャプチャしたままのMPEG2ファイルの切り出しもできたので,めでたしめでたし。

とりあえず,右往左往したけど一件落着,なのだが,今回のようにVHSから取り込むことを前提に,ちょっと凝ったオーサリングがやりたい,という場合, 一体どういう道筋がサクッと,ということになるんだろうか。もちろん,フリーのオーサリングツールもあるけど,その場合,DVDの音声トラックがドルビーサウンドじゃないから,再生機種によっては,トラブルが発生しそうだという心配が残る。