このところ,原子炉を年内に冷温停止させるだの,原子炉が100度以下になったという報道がなされています。しかし,へそで茶が沸くとはこのことです。だって,原子炉の一部が壊れて,そこから燃料がもれ出しているのも認めていながら,その「原子炉」というのは,いったい何の話なんでしょうか。当然ながら,熱源のその中身が溶け出していたら,「炉」という入れ物は「冷温」になるでしょう,きっと。
原子炉の温度100度下回る(2011年9月28日)
NHKニュースのページは,すぐに消えてしまうので,このリンクも短い命ですが,このページ,見出しが「原子炉の」とあるのに,ムービー中のテロップでは、終始「原子炉周辺の」しているあたり,苦しい表現をしているのがアリアリです。というか,「周辺の」という言い訳的な言葉を選んで,ここまで自覚がありながら,アナウンサーが平気な顔でしゃべっているのは恐ろしい限りです。アンタ,こんな非論理的な原稿読んでいて,恥ずかしくないかい?
政府もマスコミもグルになって情報操作するというのは,よく言うように戦前の体制そのものです。また,細野大臣は,IAEAで「年内冷温停止」を宣言したわけで,この場合,国際機関も狂った共犯グループです。
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