2010年5月11日火曜日

MyCICのことなど2

ビザの手続きがウェブや郵送で行なえるのは,とっても便利だ。しかし,問い合わせが必要になると「電話」という手段しかない。これは,恐ろしい。

なにしろ,申請にものすごく時間がかかるから,その間にビザの有効期限が切れてしまうこともある。申請中の滞在は認められている,とウェブにも書いてあるけど,それを証明するものはない。まあ,手数料支払いのコピーであるとか,そういう類はあるんだけど...。おまけに,今回の場合は,ログイン出来たりできなかったりするような状況下で,ウェブ申請を済ませたものの,その直後にログインできない状況に陥って,その後,正式にCICのサイトに障害発生中の表示が出されたという経緯があって,まったく不安な気分で数十日間過ごすことになった。

結局,不安だからイミグレーションオフィスに電話で問い合わせという手段に出たんだが,これがまた,よくある自動応答システムをくぐり抜け,やっと,オペレーターと話が出来るかと思ったら,「今は混雑しているから電話に出られない」という音声が流れて,一方的に電話が切れてしまうという有様。僕みたいなのが,カナダ中にごまんといるに違いない。

そうやって何十回目かに,やっと電話は繋がった。
「あー,用件は何かなぁ」って,暗ーい声に,僕がウェブでビザの延長を申請した旨を伝えると,「あなたの申請は,まだ,受け付けられていない」というのだ。えーっ,って驚いてしまったんだが,「ウェブでクリック=受付完了」と思っていた僕がアホというわけ。彼の言葉通り,再度ウェブを確認すると,ちゃんと申請過程の必要日数というのあって,その日付を見ると,僕がウェブで支払いを終えた日より,まだ,2週間ほど前の申請が受け付けられているという計算になる。この時点で,必要プロセス期間は40日を超えていた。

おまけに,ウェブを数日間監視していると,この受付日というのが,1日につき1日ずつ前進しているわけでもなく,かつ,週末の休みが入るので,どんどん後ろに延びている状況だ。なんてこった!! これじゃ,いつになるか分からない。

だいたい,この「プロセス」って表示は二重の意味で使われていて,とっても紛らわしい。必要日数と現在受け付け中の申請書の日付を計算すると,必要日数というのは,申請書を係官が初めて開くまでの期間としか考えられない。 受け付けたら,即,発行,ってタイミングだ。それって「プロセス」じゃないよねー。

加えて,僕の場合,サーバー障害による申請データの紛失を心配していたんだけど,先に書いたイミグレーションオフィスの電話の主は,「あなたの申請日の受け付けが過ぎてから,再度,電話を掛けるように」と言うだけ。そりゃそうだろうね。この理屈からすると,まだ,申請書は開いてもいないんだから。そして,ウェブで,申請書の受付日を確認するのが日課になったのだけど,ある日から,その表示に動きが無くなってしまった。これはもう,お手上げ。

で,近所のスーパーの広告と一緒に,イミグレーションオフィスからの封筒が届いたのは,受付日の表示が動かなくなってしまって2週間ほど経過したある日のこと。この時点で,ウェブの表示は,まだ,僕の申請した日には到達していなかったわけだから,この表示も,信用できる代物ではない?

2010年5月7日金曜日

Eee PC 701SD-Xとeee-control

ubuntu8.04か9.10以降か,Eee PC 701SD-Xのeee-controlでは,無線LANのON/OFFを行うとフリーズしちゃうし,そもそもCameraの項目は登場しない。よって,利用できるのは,Card ReaderのON/OFFとCPUのクロック制御(3段階)だけとなってしまった(ついでに,CPU温度やファンのモニタ機能)。けど,CPUクロックの制御が出来るのは(出来ていると思っている),重要だ。

ubuntu8.04あたり以降に対応するeee-controlは,PPAリポジトリに登録されている。システム->システム設定->ソフトウェア・ソースの「他のソフトウェア」で「追加」ボタンを押して, ppa:eee-control/eee-control って入力した後,やはりシステム->システム設定->Synapticパッケージ・マネージャでeee-controlを検索するか,端末を起動して sudo apt-get install eee-control って入力してインストールすることになる(と思う。いつもSynaptic使っているので)。

PPAの元は,下記のサイトだと思うけど,ここには,9.10対応版,最新バージョン0.9.4.6までのdebファイルが置いてある。
http://danamlund.dk/eee-control/eee-control.html

それから,701SD-Xにはカンケーないけど,ほかのEee PCのお友達は,下記の記述が参考になるかも。しかし,701SD-Xの場合," can't communicate"って事態ではないから,この手では救済されない。とにかく,無線LANに触っちゃうとフリーズする以外,音量も輝度もFnキーで調整できているしね。

Ubuntu Netbook Remix Optimization Guide
http://www.webupd8.org/2009/11/ubuntu-netbook-remix-optimization-guide.html

[Ubuntu 10.04] eee-control can't communicate with eee-control-daemon
https://bugs.launchpad.net/eee-control/+bug/571222

ubuntu 10.04とEee PC 701SD-Xの無線LAN

まあ,これで行こう,なんて書いてしまったのだけど,やっぱり,Ubuntu10.04の無線LANは良くない。eee-controlを導入しても,Fnキーの操作と同様にフリーズしてしまうのは,もう一つ前のバージョンからあきらめていることだ。どうしても無線LANをOFFにして消費電力を抑えたい場合は,起動時のBIOS操作で可能だから,とりあえずは「ずっとONでいいさー」という姿勢である。

しかし,サスペンド後に無線LANを再接続すると,常に調子が悪い。ウェブなど,「アドレスの解決...云々」と言われて,データを読み込めない。ネットワークを再起動すると上手く行ったりするけど,これじゃあね。これまたググってみると,WEP環境で上手く繋がらない,なんて話もある。

どうも,Realtek用ドライバーソフトの仕上がりがイマイチみたいだ。ちなみに,ネットワーク接続の設定画面で,ネットワークを「自動的に接続する」にチェックを入れたら,起動時やサスペンドからの復帰後に,無線LANが自動的に接続するようになった。どうして,今回だけ,最初っから,ここにチェックが入っていなかったのかは謎。

で,解決策は,思いっきり後ろ向きな9.10にしちゃうということ。これだと,今のところ, 上記の問題は起こっていない。eee-controlの挙動は同じなんだけどね。